※この記事はアニメ「ドラゴンクエスト・ダイの大冒険(2020年版)」のネタバレを含みます。また管理人は原作読者なので、極力そちらのバレは控えますがその視点になっていることを予めご了承ください。
ダイの大冒険アニメ第88話!ダイの放ったドルオーラの連発により、大魔王バーンは閃光の中へ・・・一方、光の闘気に目覚めたヒムはミストバーンを一方的に追い詰めるが・・・!?
・衣の下の素顔
ドルオーラの連発と言う奇策・・・いや、規格外の策により大魔王バーンはその威力をマトモに受けることとなる!その威力は天魔の塔の大部分をも破壊し、美しい魔宮は半ば廃墟と化していた。
その巨大な破壊跡からは太陽の光が差し込み、ダイを祝福するかのようであった!
め、メチャクチャな威力やで・・・
当然ヨ。かつては1つの国をも滅ぼした竜の騎士の本気も本気の力だモノ。しかもドルオーラの連発なんて双竜紋を持つダイにしか出来ない芸当ダワ。
さすがにダイは疲労を隠し切れないが、辺りにバーンの姿はない。ダイが・・・勝ったのだ!
でも双竜紋にダイが目覚めてからは案外あっけなかったなバーンも!これで感動のエンディングってワケやね!
しカシ・・・まだミストバーンがいマス。
そう・・・大魔王バーンは倒せども、まだその幹部2人は健在・・・しかしその片割れ、ミストバーンはヒムの猛攻を受け虫の息となっていた。
その様子を見てマァムは命まで取ることはないと言うが・・・
そら甘いでマァム!なんぼなんでも!!!
そウヨ!ちょっとお●ぱいが大きいからって調子乗ってんじゃなイノ!?
ポップもそう提案するのだが、その矢先ゆらりと立ち上がるミストバーン!
ま、まだ立てるんか?やはりコイツは完全に息の根を止めなアカン!
ヒムもすかさず拳を放つが・・・ミストバーンはそれを彼のまとう衣の装飾品で受ける。それはいわば彼の真の力の「鍵」の役割を果たしていた。
ヒムの攻撃を防ぐと同時にそれを解き放ったミストバーン!すると彼の頭部にまとわれていた衣のフードのような部分がはだけ、その素顔があらわになる。
キャッ!いつか見せたイケメンモードでスネ!わたし彼はただものじゃないと思ってたワヨ!
単に顔の話やッ!!!
素顔のミストバーン・・・かつてハドラーに埋め込まれた黒の核晶を起動させるためその姿を見せた事があったが、その実力は未だ謎のベールに包まれていた。
その実力の一端は・・・軽く掌を突き出すだけで、その掌圧が衝撃波となり、一行を壁に押し付けてみせる!!!
つ、つヨイ!?闘気も何にもなシデ!?
無しや!ただの離れたとこからの張り手でまるで暴風のような圧力を生むのや!
その圧倒的な実力とは裏腹に、恐れの感情を抱くミストバーン。バーンはダイとの激闘の最中にあり、彼は許可を得ることなくこの肉体を皆の前に晒した。その事に恐れを抱く。
その態度に激昂しヒュンケルの制止を無視して飛び掛かるヒムも、その圧倒的な殺気に気圧される。なおもその威圧に負けじと闘気拳を繰り出すが、あっさりミストバーンに止められてしまう。
フン!ドジったらなイワ!ヒュンケルの言うことを聞かないかラヨ!
ちょ!誰の味方やねん!
そればかりか、その腕をひっつかむと無造作にねじ切り、ヒムに投げ返すミストバーン。ヒムのオリハルコンの肉体を、まるで針金をねじるかのように力任せにねじ切ったのだ!
つ、強い・・・アレだけ一方的にミストバーンをボコった闘気拳もまったく効いてへんようや。
・魔王軍最強!
更に、ラーハルトがヒムの千切れた腕を棍棒のようにして殴り掛かるが、それもガラスのように粉々に砕け散る。それはラーハルトの攻撃の勢いが並でないことを意味しているが、ともあれミストバーンには通用しない。
腹に一撃を受け、吹っ飛ばされるラーハルト!
キャ~~~ッ!ラーハルトォ~!で、でも腹でまだよかッタ!彼もイケメンだカラ・・・。
良かあらへん!
ヒムもラーハルトも地上においては最強レベルの戦士。しかし今のミストバーンには足元にも及ばないと彼は言う。そう、自分は「魔王軍最強」であると!
な、なんですッテ~ッ!?
そんなんズルいわ!ドラクエ6のムドーかおのれは!やっとこ勝ったと思ったらより強い第2戦があるとか!皆ボロボロやのに!
場面は一方のダイ達。レオナの治療を受けていたが彼女の回復呪文を受け付けないダイ。竜闘気にも暗黒闘気と同じで、通常の回復呪文の治療を受け付けない効果があるようだ。
そらあんま簡単に回復されても困るでって話やね。漫画的に。
ポップ達の援軍に行きたくとも体力が戻らないため自然回復を待つダイ。しかしバーンを倒したはずのその胸中には何か嫌な予感が漂っていた・・・。
ミストバーンが今どう言う状況か、ダイは知らないもノネ。
場面は再びミストバーン!彼の「自分が魔王軍最強」との発言に戸惑う一行だが、その圧倒的な実力の前に納得もしていた。それほど彼の力は人智を超えていた!
ヒムの闘気拳や、ラーハルトの物理攻撃力にもダメージがまるで通らない。このままでは打つ手なしの皆が考えたこと・・・それはメドローアだった!
ここ、アニメ版やとちょっとした配慮があったで!それはラーハルトが皆の作戦を分かってない点や。
「どんな秘策かは知らんが…ここは俺もそれに賭けてみるとしよう」と言うセリフが追加されてるのやで!原作やとこのセリフは無くてラーハルトもさもメドローアを周知の上みたいな感じで話が進むのや。
そウカ・・・ラーハルトはこないだまで亡くなってたんダシ、メドローアなんて知るはずないもンネ。まぁ漫画は描けるコマ数に限りがあるから仕方ないことなんだろうケド。
カットされてるトコも多いけど、こういうトコはアニメスタッフも原作をよく見てくれてる感じがしてなんかええよな!
ともあれ、物理系最強であるヒムとラーハルトの攻撃がまるで通じない以上他に手はない!ヒムとラーハルトを中心にメドローアのための時間稼ぎで全員攻撃をする皆!
しかし、やはりその身体能力は圧倒的、いや、そればかりではなくラーハルトがかつて感じた違和感・・・何発かは攻撃を受けているにもかかわらず、まるでミストバーンにはダメージがない!
こっちの攻撃は効かないノニ、相手はオリハルコンを引きちぎる怪力ってどんなチート!?
なんとか押さえつけようとしたヒムも吹き飛ばされ、ラーハルトも動きを捉えられそうになる!
そこをクロコダインが獣王激烈掌で援護するが、まるで足止めにもならない!逆に渦を切り裂かれ衝撃波を受けてしまう!
ク、クロコダイ~~~ンッ!!!
それ言いたかっただけでショ!
メドローアを作ろうにも、まるでその隙を見せない猛攻だ!
・「凍れる時間の秘法」
そんな時、マァムがあることをつぶやく・・・「きれいな顔」と・・・
はァン!?そんなのわたしの方が先に見抜いてタシ!テメェはヒュンケルにも油虫のように寄って来やがッテ!大人しくポップとイチャコラしてれば良いノヨ!
いやなんでやねん!相変わらずマァムに辛辣!?
もちろんマァムが言うのはイケメンとかそう意味ではない。文字通りの意味だ。「きれい」過ぎたのだ。
マァムの閃華裂光拳や、ヒムの猛攻をアレだけ受けたにも関わらずその素顔にはアザだとかそれらしい痕跡は何一つついていなかった!
で、でもヒムの攻撃に確かにダメージを受けてる風やったのに!?
すると、そのマァムの発言を聞いていてこれまで回復役に徹していたブロキーナ老師・・・「ビーストくん」が会話に割って入る。
マァムの発言を受けて彼が出した結論。ミストバーンの不死身の秘密・・・それは彼の肉体は生きていない。生命活動を行っていないと言う恐るべきものだった!
な、なんと!「オマエはもう死んでいる」ってやつか!
いや漫画が違ウシ!大体それはそもそもちょっと違ウシ!
特に決め手と言えたのは閃華裂光拳だ。生命活動を促進する裂光拳を受けた肉体が無事と言うことなどあり得ない。
そんなブロキーナにはある心当たりがあるようであった。ミストバーンの不死身の秘密・・・それは「凍れる時間(とき)の秘法」と言うものであった!
こ、凍れる時の秘法!?
図星を指されたのか、ミストバーンもその呪法の名に反応を見せる。貴様は何者だ?と・・・老師は「ビーストくん!」とだけ答えた!メドローアの時間稼ぎは自分がつとめると言う・・・。
余裕とも自信とも取れる不思議な態度を見せるブロキーナ。マァムの師である「拳聖」が遂にその実力を見せる!そして果たして「凍れる時間の秘法」とは?以下次回だずぇ!
・キャスト全般感想
今回は特に新しいキャストはなしだずぇ!
※発表済みキャスト
ダイ…種﨑敦美さん
ポップ…豊永利行さん
マァム…小松未可子さん
レオナ姫…早見沙織さん
アバン…櫻井孝宏さん
ヒュンケル…梶裕貴さん
ハドラー…関智一さん
クロコダイン…前野智昭さん
バラン…速水奨さん
ラーハルト…石田彰さん
ヒム…三木眞一郎さん
チウ…堀江瞬さん
ブロキーナ…水島裕さん
・今回の呪文、必殺技、アイテム
この項目はその話に出て来た呪文、必殺技、アイテムをアレコレ語るコーナーだずぇ。
回復系の最上位呪文だ。重症の治癒にも効果を発揮する。今回はレオナがダイの治療と、ポップがヒムの治療に使用した。
なおヒムの回復の場合もげていた腕が再生した。今のヒムはメタルスライムとかと同じ体質と老師が言ってたので、体の一部が欠損しても回復呪文で再生するようだ。
ちなみにダイ大世界の回復呪文は怪我などの単純なダメージだけやなくて、体力の回復にも効果を発揮するで。ただし怪我の治療と体力の回復を同時には出来ない、と言う仕様になっとる。
過去にはバラン対クロコダインの戦イデ、クロコダインは防御に全力を集中することでバランのギガブレイクに耐え、体力の回復のみレオナのベホマで行いバランの消耗を狙うと言う戦法を取ったワネ。
また、いくつか弱点があってまずこの呪文はあくまでも本人の治癒力を高める呪文やから、あるレベルを超えた重症には効果を発揮しないのや。
死ぬ寸前のバランや無刀陣のために無防備でバランとアルビナスから大ダメージを受けたヒュンケルの怪我の治療には効果を発揮しなかったワネ。
今だってヒムやマキシマムとの戦いで重傷を負ったヒュンケルのダメージは致命傷からは何とか回復した程度ダワ。
そして今回さらに、レオナの回復呪文は全くダイに効果が無かった。どうやら竜闘気の疲労にも直接の効果はなく、回復呪文を受け付けるレベルまでまず自然回復を待つ必要があるようだ。
掌圧
特に名前のある技ではないが、単なるミストバーンの「掌圧」だ。単に腕を突き出しただけで暴風のような全員を壁に吹き飛ばすほどの衝撃波が起こった。
闘気も何もなシデ・・・恐ろシイ。
更にはクロコダインの獣王激烈掌を受けるも、軽く腕を振るうだけでその威力を引き裂いた上でクロコダインを吹っ飛ばした!
お、おっさ~~~ん!?
さながら海破斬のよウネ。しかもそれを素手でやろうってんだから相当な強さダワ!
闘気拳(オーラナックル)
ヒムの決め技だ。拳に光の闘気を乗せて放つ!その威力は一撃でミストバーンをノックアウトしたが、「素顔」ミストバーンには何故か全くと言って良いほど通用しなかった!
あっさり片手で受け止められた上その腕をもぎ取られておまけに投げ返されてしまいましタネ。
もう闘気は弱点やないと言うことか・・・ち、チート・・・。
獣王激烈掌
クロコダインの決め技だ。元々の得意技である闘気を渦のように放つ「獣王会心撃」を両方の腕からそれぞれ逆の回転で放ち、そのまま挟み込むようにして重ねる!
二つの逆回転の渦に挟まれた相手はねじ切られるような威力を受けるのや!かつてはこれでオリハルコンであるシグマの腕をねじ切ったことがあったほどやで!
それ今回ミストバーンが軽く力任せにやってみせたばかりだケド。それに激烈掌も「素顔」ミストバーンには「足止め」にもならなかったワネ。
く、クロコダイ~~~ン!?
ま、まぁ一応これが無ければラーハルトが致命的な一撃を受けていた可能性があるから、一応「相手の気を一瞬逸らす」くらいの影響はあったと思うんだがな。
闇の衣
ミストバーンを纏っている衣。普段はこの衣によって彼の肉体のみならず「真の力」も封印されている。
勿体ないワネ。イケメンなノニ!
いや顔はどうでもええねん!
とは言え力を開放する時も何もこの衣を脱ぎ捨てるワケではなく、フードのようなものを外し素顔を晒すくらいで、実質的には彼のペンダントのような装飾品がその役割をしている。
これが「鍵」となって普段はバーンの許可があってのみこの封印を解くことを許されるようだ。
「闇の衣」と言えば、ドラクエで思い出すのは何と言ってもドラクエ3の大魔王ゾーマや!「光の玉」でまずゾーマの闇の衣を引っ剥がさないとマトモに戦えんのや!
このミストバーンは逆ですけドネ。衣を脱いだ時の方が圧倒的につヨイ!元々抜きんでて強くはありましタガ。
・好きなセリフ
アニメだとカットが多いため、原作準拠で書いてますずぇ。アニメのセリフとは一部異なるけどよろしくだずぇ!
バーンでなければそもそもドルオーラを押さえるなんて事自体ができなかったはずだ
バーンが強いから…強すぎるからこそそんなとてつもない威力の攻撃を
くらうハメになってしまった……………強すぎるっていうのもさ…あんまりいい事じゃないよね…!
(ダイ)
ドルオーラの2連発について・・・本来あり得ないハズの威力のそれについてのダイのセリフだ。
これは・・・暗に実際の戦争を皮肉ったようにも思えるセリフやんね。
確かに第二次世界大戦前の日本は日本帝国主義なんて言って軍国主義でシタ。日清日露と勝利を重ね軍拡を続けた結果、やがて核兵器と言う恐ろしい威力の攻撃を受けて唯一の被爆国となり敗戦へ向かうことになッタ。
まぁそんな単純なものでもないやろうけどね。あの時代色んな国の色んな思惑があったろうし。でもまぁ力を求めた1つの結果ではあるよな。
今、まさにそんな国がありまスネ。当時よりも更に破壊力のある兵器のある時代、力を求め続けて他国を侵略シテ、果たしてその先はどうなるものでしょウカ?
………そう…私はバーン様より強い…!!
私が魔王軍最強なのだ!!!
(ミストバーン)
素顔のミストバーンがポップ達の質問に答える流れの中でのセリフだ!
まさしく「能ある鷹は爪を隠す」と言うやつかシラ?
それにしたって要するに今までの行動は全部舐めプってことにならへん!?
むろん、なぜこれだけの力があってそれを隠していたのか・・・今だ謎の多い敵だ・・・。
じゃがワシは知っての通りくるぶしつやつや病に冒されておる
あまり長時間は戦えんから上手くチャンスを狙ってくれたまえよ!!
(ブロキーナ)
メドローアの時間稼ぎを買って出たブロキーナ老師のセリフだ。
ま、マァムの師匠と言うことだケド・・・でもここまで戦いの次元が上がった今、彼にそこまでの力があるのかシラ?
でもどこか老師のセリフからはユーモアを感じるな。それは落ち着きの裏返しのような・・・余裕から来るのか果たして!?
・結び
以上!このブログの大魔王と言っても過言ではない俺っち様と、ゆかいなしもべ共がお届けするダイ大感想でした~!
ヒムもラーハルトもマトモに戦えない相手にビーストくん・・・もといブロキーナ老師、大丈夫なのかシラ!?
でもマトリフ師匠だって凄い秘呪文を秘めてたしな!
・・・今回はここら辺で。
お読みいただきありがとうございました。
※過去のダイの大冒険記事
ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~2020アニメ第87話「勝負をかけた攻撃」感想
ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~2020アニメ第86話「キルバーンの罠」感想
ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~2020アニメ第85話「大魔王バーン」感想
※一つ前の記事
※クリックお願いします!
※フォロー、読者登録お願いします!