※この記事はアニメ「ドラゴンクエスト・ダイの大冒険(2020年版)」のネタバレを含みます。また管理人は原作読者なので、極力そちらのバレは控えますがその視点になっていることを予めご了承ください。
ダイの大冒険アニメ第89話!圧倒的な強さの「素顔」のミストバーン!ヒムの闘気技も通じず、全員がかりでメドローアの隙も作れない!その中戦いに名乗りを上げたのは「ビースト」くん!
・ブロキーナの過去
「闇の衣」の封印を解いた「素顔」ミストバーンの実力は圧倒的だった。それまでほとんど一方的にミストバーンをボコ殴りにしていたヒムの力も、素顔ミストバーンには全く通用しない!
服から顔出すだけで身体能力オバケになるのズルくない!?
イケメンは正義なノヨ!ジャンプ漫画においてこれは揺るぎない真理ッ!!!
どっちの味方やねん!敵やぞコイツ!!!
ヒュンケルが動けない現状最強クラスであるヒムやラーハルトの攻撃も通じないとなると、残された彼に通用しそうな攻撃手段は・・・ポップの「メドローア」のみ!
しかしその時間稼ぎすら、ヒム達でももはや務まらない!圧倒的な力の差でことごとくねじ伏せられる一行。その前に名乗り出たのは・・・まさかの「ビーストくん」だった!
ぶ、ブロキーナ老師ッ!!!
いくら何でも無謀じゃなイノ?いくらマァムの師匠さんだからと言ッテ・・・
ところが彼は有効打こそ与えられないが、器用にもまるで羽毛のようにミストバーンの攻撃を紙一重でかわす。それでもやがて直撃を受けるが彼は攻撃を受け流しダメージを最小限にしていた。
すげぇ!ここにもジャンプ名物「強キャラジジイ」がッ!ジャンプで爺さんは正義や!!!
ぐぬぬヌヌ・・・おのれジジイが図に乗り腐ッテェ!!!
※もはや完全にミストバーンの味方なヤツ。
そして彼の一撃を受けたことでブロキーナは確信する。彼の異様に冷たい体温。それは生命活動を行っていない。「凍れる時間(とき)の秘法」がかけられていると!
こ、凍れる時間の秘法トハ!?
ブロキーナは回想する・・・かつて彼が「勇者アバン」パーティの一味だった頃を。彼は何とかつて、アバンと共にハドラーと戦っていたのだ!
な、なんやて工藤!?
勇者パーティの仲間だっタノ!?
・凍れる時間の秘法
魔王ハドラーとの戦い・・・当時のアバンはまだ未熟で「アバンストラッシュ」も未完成だった。その彼が対ハドラーに用いた呪法!それが「凍れる時間の秘法」だった。
この呪法はかけた相手の時間を完全に停止する。相手を封印するための呪法だった。
まだストラッシュが未完成で倒すことは出来んから・・・とりあえず封印して保留って感じか・・・
この呪法を急ぐのにはワケがあった。それは「皆既日食」の時にしか使えない。天変地異の力を利用した呪法であると言うことだ。
それが回想したその日だったってワケでスネ。
しかし、この呪法は完全に解明されておらず、その余波までは防ぎきれないかもしれない。最悪の場合術者もまた「凍れる時間」の中に飲まれてしまう・・・
そこでアバンが提案したことはパーティの一時解散。この呪法について話していた相手であるマァムの父ロカ、母レイラを戦いから遠ざけることだった。
そリャ、アバン先生も仲間を巻き込みたくはないもノネ。
でもちょっと水臭いんと違うんか?一応命を懸けて魔王と戦う仲間やろ?
まさに、それで激昂したのが今は故人であるマァムの父・ロカであった。なぜ今更そんな事を言うのか、これまで通り皆で力を合わせて戦えば良いじゃないか!と。
マァムパパの言うことももっともやで!
しかし、そうは行かない事情があった。それはまだロカ自身も知らなかったマァムの母・・・レイラの「授かり物」についてである。
授かり物・・・まサカ!?
あっひゃっひゃっひゃ!冒険に明け暮れてる裏で!ロカも朴念仁みたいなフリしてちゃあ~んとやる事やってたってワケか!ギシギシアンアン!ズッコンバッコンと!
しゃあないな!外伝で描かれてるけどマァムの母ちゃん超美人かつドスケベボディの持ち主やし!!!
バキャア!!!
あひゃん!!!
もっと言い方考えなさイヨ!ここに一応女子がいるノヨ!セクハラデス!!!
授かり物・・・そう、もちろんのちの「マァム」のことだ。
そう言えばマァムの年齢は16歳の設定のはずなのや。それやのに最初のアバン先生とハドラーとの戦いでハドラーは「15年前の戦い」と口にするのや。
「魔王」ハドラーとの最終決戦の時すでにマァムは生まれていたってことになるノネ。決戦ではマァムを人に預けるなりして「戦うママさん」だったノネ。僧侶レイラさンハ。
せやな。ともあれ妊婦さんを戦いには連れてけんわなァ・・・。
そう言うことだ。当て身でロカを気絶させレイラに託すと、ロカを頼みますと「呪法」を使うためハドラーに挑むアバンと、残ったメンバーは・・・ポップの師匠の大魔道士「マトリフ」。
そしてロカたちの代わりの助っ人として雇われたのが拳聖「ブロキーナ」だったのだ。
なんと言うムサいパーティ・・・昔遊んだファイナルファンタジー4で主人公、ジジイ、ジジイ、マッチョってパーティになる時期あるねんけどアレ思い出すで。
ザコの相手役をマトリフ、そして呪法の時間稼ぎのためハドラーを相手にする役がブロキーナだった。
既にブロキーナはハドラー相手にも引けを取らんかったのやな・・・まぁ今のハドラーよりは大分弱い頃とは言うても。
かくして、ハドラー相手に「凍れる時間の秘法」は発動した!しかし・・・やはりアバンの予想通り呪法の「余波」をアバンは防ぎきれず「凍れる時間」に囚われてしまった。
そして、1年以上の間「つかの間の平和」が訪れたのだった・・・
・ポップ消滅!?
つかの間の平和・・・つまりアバン先生の「凍れる時間の秘法」ッテ・・・
何かの理由で解けてしまうのやな。先生自身にかかった「余波」も、肝心のハドラーへの呪法も。だって魔王時代のハドラーは先生の「アバンストラッシュ」で倒されるハズやから。
そう。そして今、ミストバーンにかかっているのもまた「凍れる時間の秘法」。ミストバーンはなぜかこの呪法がかかったまま動いている。
「対象に流れる時間を止める」と言う特性のみを残して・・・。
それがミストバーンの不死身の秘密!?
なるほドネ。でもなぜ動いているのかシラ?
その理由もまだ不明だが・・・しかし例外はある。目の前でアバンを犠牲にしてしまって己の無力を嘆いたマトリフ師匠が後に編み出すことになったメドローアだ。
メドローア!すべてを消し飛ばすアレなら相手の時間が止まっとろうが、その止まった体ごと消し飛ばすってワケやね!
再び迫るミストバーンと戦うブロキーナ老師。止まった時の肉体にダメージは与えられないが、高次元に完成された体術はミストバーンを押し返す力を発揮する!
そして必死に戦うブロキーナ老師にポップの闘志も再び燃え上がり、メドローアの発動準備へと入った!
よっしゃ!そのまま決めてまえ!!!
う~~~・・・出来ればイケメンを消して欲しくないけどやらなきゃ全滅だし仕方ないワネ。
最後の隙を作り出すために武神流・土竜昇破拳と言う浮かせ技を放つブロキーナだったがここで異変が・・・技が不発に終わってしまったのだ!
・・・ミストバーンを翻弄した動き、そのフルパワーは持って1分程度だった。
やはりアレだけのうゴキ!ブロキーナ老師とてノーコストと言うハズがありまセン!
ポップが準備していたメドローアにも気付かれてしまい、逆に人質にとられてしまうブロキーナ。・・・構わず撃てと言う老師だったが・・・
う、撃っちゃだメヨ!お年寄りは大切にしなイト!
・・・とか言って実はイケメンだったミストバーンの味方してるだけやろ!
しかしポップは構わずメドローアを放った!もちろん彼にブロキーナを犠牲にする考えは毛頭ない!
すかさず自身のルーラでメドローアを「追い越す」ことでミストバーンの不意をつくと、その勢いのままブロキーナを救い出し、蹴りを入れて体勢すらも崩させてしまう!
さすがや!正義の使徒が本当に犠牲を出すハズがないと言うミストバーンの「思い込み」をもついた見事な作戦や!
ルーラなんて戦いの役に立たないなんて言ってた彼なノニ、今や物凄くルーラを戦いに活用しているワネ。
完全にメドローアはミストバーンを捉えた・・・はずだった。しかし、ミストバーンが「燃え盛る掌底」を突き出すと、メドローアは反射され軌道を変え、そのままポップとブロキーナを飲み込む・・・
2人は、光の彼方に消え去った・・・
・・・・・エ?
ま、マジか・・・
ポップ・・・消滅!?希望を失った皆・・・果たして戦いの行方は!?以下次回だずぇ!
・キャスト全般感想
今回は特に新しいキャストはなしだずぇ!
※発表済みキャスト
ダイ…種﨑敦美さん
ポップ…豊永利行さん
マァム…小松未可子さん
レオナ姫…早見沙織さん
アバン…櫻井孝宏さん
ヒュンケル…梶裕貴さん
ハドラー…関智一さん
クロコダイン…前野智昭さん
バラン…速水奨さん
ラーハルト…石田彰さん
ヒム…三木眞一郎さん
チウ…堀江瞬さん
ブロキーナ…水島裕さん
・今回の呪文、必殺技、アイテム
この項目はその話に出て来た呪文、必殺技、アイテムをアレコレ語るコーナーだずぇ。
かつてハドラーとの最終決戦用にマトリフが編み出しポップに受け継がれた最強の呪文。炎と氷をまったく同じ力で合成させ生まれたエネルギーは万物を「消滅」させる!
その対象は「凍れる時間の秘法」で時の止まった者であっても例外ではない!
相変わらずとんでもない呪文や!
対ミストバーン最大の切り札として今回放たれたが・・・ミストバーンの謎の「燃え盛る掌底」により反射。ブロキーナ老師をも巻き込み、ポップ自身を消し去った!
なんと言うことや・・・ッ!!!
まさしくマトリフ師匠が恐れていたこトネ・・・。万物を消し去る呪文だケド・・・ドルオーラと違ってあくまでも「呪文」としての特性を残しているたメニ、呪文反射の能力はこの限りではないどこロカ、諸刃の剣とナル。
ミストバーンの「燃え盛る掌底」も何かしらそれに準ずる能力を持っていたよウネ。
ルーラ
瞬間移動の呪文だ。基本は行ったことがある場所をイメージしてその場所へ飛ぶ呪文だが、ポップはこれを応用して「視界内」にルーラすることがあり今回もそれだ。
先に放った「メドローア」を追い越してブロキーナ老師を助け出したのや!
つまりルーラ>メドローアなノネ。スピード的ニハ。
最も上手いことミストバーンの眼前に飛ぶのは精密な魔法の技術やと思うで!かつて着地失敗ばっかしてたのを思えばポップの技術も上がったな!
それでうまいことブロキーナ老師を助け出したまでは良かったケド・・・。
凍れる時間(とき)の秘法
かつてアバン先生も使用した秘呪法。かけられた相手の「時間を停止」して生命活動をもストップさせる。
「凍れる時間」に囚われた者はアストロンがかかったままのような状態となり、万物からの干渉を受けない!あくまでも停止であって、対象を殺害したり破壊したりと言う呪法ではない。いわば封印してしまうのだ。
でも相手は動けなくなるのだから実質勝利するわケネ。
ただ、発動するためには「皆既日食」の日でなければならない。またこの呪法はハドラーと戦った時点ではアバンは完全に解明できておらず、呪法の「余波」を受ける可能性があった。
余波により術者も「凍れる時間」に囚われてしまう。その恐れ通りアバンもまた凍れる時間の中に飲まれてしまう。
この時点ではアバン流刀殺法は完成しておラズ、また皆既日食と言う限られた日にしかチャンスがないことカラ、未完成でもコレに頼るしかなかったノネ。
しかも結果的にはハドラーにかけたこの呪法も解けてしまってるようやな。でなきゃかつて先生やハドラーが語った「前日譚」に繋がらない。
しかし、ミストバーンはどう言うワケかこの呪法がかかったまま活動している。それこそが彼の不死身の肉体の秘密。何せ彼の時間は「止まっている」。だからあらゆる物理的干渉が通じない。
アストロンしながら戦うようなものや。そら無敵やで!
ただし万物を消滅させる「メドローア」だけは例外のようだ。生憎彼に放たれたメドローアは何らかの別の手段によって弾かれてしまったのだが・・・
武神流の極意
技の名前ではないけど、今回ブロキーナ老師が見せた動きだ。その動きはヒムのようなオリハルコンでも無ければ、ラーハルトのような超人的スピードでもない。
しかし彼はミストバーンの攻撃をことごとくかわし、また一撃を受けてもその威力を受け流してしまう。
ヒムも「闘いの教科書のような闘い方」、ラーハルトは「あれだけの動きなら敵の近くにいた方が安全」と評していたワネ。
ドラクエ本家に「みかわしきゃく」と言う特技があるケド、アレの究極系とでも言うべきかしラネ。
昔のドラクエは「みのまもり」が無くて素早さの半分の値が守備力に足されると言う仕様やったのや!せやから武闘家とか盗賊とか、軽装やのに意外と打たれ強かったりしたのや!
このブロキーナ老師の動きはまさにその昔のドラクエの仕様を漫画に落とし込んだものと言えるな!
土竜昇破拳
「武神流土竜拳」とも。武神流の技の1つで、拳圧を送ることで相手の足元の地面を吹き飛ばし、空中で無防備にすると言う技だ。
メドローアの隙を作るための決め技としてブロキーナ老師が放ったが、直前で彼のスタミナが限界に達し技は不発したため、技を解説したマァムの説明以上のことは何もわからない。
マァムは使ったことないわヨネ。もし使えてたら実用的そうな技なノニ。
彼女の修業期間はダイ達がベンガーナに居た期間だけと短かったから、閃華裂光拳と猛虎破砕拳と言う二大奥義を身に着けるので精一杯やったのかもな。
ちなみにこの技は「どりゅうしょうはけん」と読むが、「土竜」とは本来「もぐら」と読むずぇ。閃華裂光拳を除き武神流の技には動物の名前が入るようだ。
つってもこの技と「猛虎」破砕拳、「窮鼠」文文拳(包包拳)くらいのものやけど。登場したの。
・好きなセリフ
アニメだとカットが多いため、原作準拠で書いてますずぇ。アニメのセリフとは一部異なるけどよろしくだずぇ!
…戦火の中で生まれた子供こそ平和に生きるべきだと私は思います
優しい名前をつけてあげて下さいね レイラ…
(アバン)
回想でのアバン先生のセリフだずぇ。
まさしくその通りヨネ。実際日本でも戦火や戦後間もない世代が復興の礎とナリ、高度経済成長の時代を作ったんだもノネ。
でも、皮肉なことにこのアバン先生の願いもむなしく戦ってんねやけどね、ここで言う「戦火の子」マァムの場合・・・。
……まあ まかせな!オレにゃあ泣く家族もいねぇ
なるべくアバンをくたばらせないようにしてやるよ
女を泣かさねえのが オレの主義なんでな…!!
(マトリフ)
回想でのマトリフ師匠のセリフだずぇ。
嘘ばっカリ!アンタとんでもないセクハラジジイじゃなイノ!セリフと行動が合ってないワヨ!
あ、あくまでもダイ大の連載の時代は今ほどセクハラセクハラ言わんかった時代なんや。悪気はないハズなんよ師匠も。
悪気あるないで済むカイッ!?
ほんの一瞬だけで良い…!あの日の力よ蘇れっ!!!
今再び…!次なる世代を救うためにっ…!!
(ブロキーナ)
本気モードのブロキーナ老師のセリフだずぇ。
飄々としたお爺さんだケド、胸の内に熱いものを秘めているノネ!
せや!老人ってのは次の世代を守るために戦わなアカンのや!それで初めて敬われるのやで!
それが今やどうや!自分の保身と利益のことばっかのド腐れジジババばっかり!!!
い、いや・・・そりゃ主に政財界の大物とかだるォ。そう言う意気込みの老人だってたくさんいらっしゃるずぇ。
できるさ…!今のおれにならできる!!そして今度はっ…
おれたちの勝ち取った平和を老師や先生に味わってもらうんだっ!!!
いくぜ!!!極大消滅呪文(メドローア)!!!!
(ポップ)
ミストバーンがブロキーナを人質に取り、彼を犠牲になど出来るはずないと言う言葉に答える形のポップのセリフだ。
ポップとブロキーナには直接の師弟関係こそないケド・・・。
同じ時代に戦った直接の師、アバン先生やマトリフ師匠の話を聞くことで間接的にブロキーナ老師にも師弟関係にも似た感情を抱いたよウネ。
何より目の前で命がけの奮闘を見たからな!男っちゅうのは言葉やない!先の世代の者は背中で語り、若い世代は心で感じ取るものなのや!
・結び
以上!このブログの大魔王と言っても過言ではない俺っち様と、ゆかいなしもべ共がお届けするダイ大感想でした~!
と、とりあえずなンカ・・・ポップとブロキーナ老師消えちゃったんだケド。詰んでナイ!?
ま、ま、まだ慌てるような時間じゃない!(漫画違い)
・・・今回はここら辺で。
お読みいただきありがとうございました。
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