お越しの皆様いらっしゃいませ。管理人のタコスカでございます。
とても個人的な内容になります。自分にとっての「おっちゃん」の備忘録のような記事です
・訃報
今回は極めて個人的な話で、ブログの記事にしようかどうかも迷ったんだけど・・・どうにも心がふらついていると言うか・・・文字に記すことで何かしら落ち着くものがあるかもしれないと思って、記す。
個人的な話ゆえの俺たちか?
あ、申し遅れましたが俺はイカシタでこのタコ野郎はタコスカ。このブログにおいて「作者役」。メタ的に上位の存在と言うことになっています。どうぞよろしく。
そう。ホオズキ達のノリで作れない記事でな。つか俺達で書くよりもここは管理人の独白記事みたく書くことも考えたが、この会話スタイルがウチのブログで、一番やりやすい形だからな。
なるほど。
さて・・・本題、ズバリ言うと「叔父」が亡くなった・・・と言う知らせを受けた。
そ、そりゃ一大事!・・・って「知らせを受けた」ってなんだか他人事みたいだな。叔父って言ったらオマエそれなりに「濃い」じゃん!3親等だぜ?
うん・・・と言うのもね、「変死体」なんだよね。警察よ?言って来たの。
け、警察!?マ、マジかァ~~~ッ!?
いや、言うて事件性とかって話じゃねぇぞ?俺の祖母の時もそうだったけど、病院で死んだんじゃない場合一応変死体って扱いになるんだよ。
刑事だって死体の検分とかに立ち会う。祖母の時だって父不在で母は動揺してたから、俺が「実況見分」みたいのに立ち会ったんだぜ、婆ちゃんの。
叔父さんもつまり・・・
いや詳しい事は俺まだなんも聞いてないんだけどね?空気じゃねぇって言う・・・。
ただ・・・遺体は相当ひでぇ状態だったみたいだ。ぶっちゃけ当人とまだ断定出来てなくてDNA鑑定とかに回されるとかなんとか・・・。
ぐわッ!?でぃ、DNA!?警察ドラマとかのアレ?そんなモンが出て来るってことは・・・
あぁ・・・つまり、な?あんま書くのも良いのか分かんないからお察し下さい、と。
なんてこった・・・。
ただね、叔父はその・・・「絶縁」状態だったんだ。直接血縁のうちの母だけではない、親戚中から孤立していて正直、いつかこんな事になる・・・とうすうす皆思ってた。
その来るべき時が来たって言うかな。
・おっちゃんについて
何が一体どうして!?
そこはまぁ・・・故人の名誉ってものも・・・あの叔父に限っては無いようなもんだけどまぁ、書くようなことでもないだろう。とにかくいわゆる「孤独死」だよ。
端的に言えば叔父の自業自得なんだ。それ以上のことは言いたくない。
まぁ・・・なんせロクに連絡もしてなくて孤立無援って状態だったのか、そりゃ何かあったら誰も気づかずそんなことになるかもね。都会でもないもんな。
三重のド田舎だよ・・・。ちょっと車で走れば蛙のパンクする音が聞こえるような。まぁ、とにかくそう言うことがあったんだけどな。それはまぁ良いだろう。まだ詳しいことは捜査中だし。
そんで、この記事はちょっと気持ちの整理って言うか、俺にとって備忘録みたいなものなんだ。叔父・・・以下、実際の呼び方だった「おっちゃん」とさせてもらうけど・・・のことを書き留めておこうって言う。
読者様に読ませるようなものではないかもしれない。
そりゃまぁいつもの記事もじゃね?と言うお約束を述べた上で・・・。
とは言え、改めて思い出してみるとおっちゃんのことよく覚えてねぇなァって気付いて。
おい!
いやだって、さかのぼるとどうしても幼少期とかそんなだもん。先に述べた通り近年は親類との折り合いが悪くて「絶縁」みたいな感じだったし・・・。
俺も長期休みにあっち行ったのせいぜい中学生くらいまでで、それも色々こっちでやるべき事とかあって数日だけの滞在とかだったしな。
ふぅん・・・まぁそんなモンかもね。むしろ中学にもなりゃ家族行事よか友達の方が大事って人も多いかもな。
それにおっちゃんも当時は常にヒマしてたワケではないしな。仕事終わりに少し顔合わすくらいで。だからいくつか思い出せることを断片的にな。
・おっちゃんと「学力」
おっちゃんと言えば思い出すのは、アタマがかなり悪かったと言うことだ。
オイ!・・・俺らだってよかねぇだろ!
まぁな。ただ「バカ」で親戚中に有名と言うくらいにはアタマが悪かったみたいだ。小学校の算数や漢字とかも怪しいレベルでな。宿題とかで分からんトコを聞いて、答えが返って来た試しがなかった。
まぁ・・・母の家は昔超貧乏だったって言うしなァ・・・アタマが悪かったって言うかいわゆる学がないって言うことだったのかもね。
世代では特別珍しいと言うこともなかったのかも。
よく、そのことを親戚に小馬鹿にされていて・・・でも当人も自覚があるのか?それで怒ると言うのでもなく、「馬鹿だも~ん!」が口癖だったな・・・と。
でもそう言う態度が母はもちろん義兄・・・つまり俺の父なんかにもひどく嫌われていて、折り合いが悪かったなァ・・・と思い出すよ。そう言う積み重ねも孤立を生んだのかもしれない。
・おっちゃんと「美味しんぼ」
おっちゃんと言えば思い出す漫画が「美味しんぼ」だ。
「女将を呼べッ!」ってモンスタークレーマーが有名なヤツ?
いやかいつまみ過ぎだよ!確かにモンスタークレーマーだけど・・・美食家の海原雄山だよ!
グルメ漫画のパイオニア的な存在であり、今読むとかなり間違ったり偏った描写も多くておススメとは言いかねるんだけどな。
いや今回は漫画の紹介じゃねぇんだよ!
それで?その漫画がおっちゃんのところにあったのかい?
そうなんだ!なぜか全巻そろってた!他にも料理の漫画とか色々あってグルメ漫画好きだったみたい。長期休みの時とかしばらく居ることになるだろ?でも大自然なんて3日も持たずに飽きる。
オイ!管理人と読者様を一緒にすんなよ!
いや、以前キャンプのブログを書いてる人の記事で子供はWifiでスマホばっかイジってるって嘆かれてたのを読んだよ。
ガキなんてそんなモンで大人ほど大自然とかありがたがってないから。
あ~そりゃあるかもね。史跡や寺院巡りとかもそうだよな。ある程度知識があるから観光ってのは面白いんだ。子供からすれば退屈な拘束かもしれない。
だから漫画本は貴重なヒマつぶしだったんだよ。でも家から持ってける量は限りがあるからね。
それで美味しんぼを熟読してたんだ?あんなウンチク臭い漫画ばっか読んでたから、今無駄にグダグダ長ったらしい食い物の記事書いてんのかもな?
・おっちゃんと「エロビデオ」
あと、おっちゃんのところには大量のエロビデオやエロ本があった!
オイ!そんな不名誉なこと公開してやんなよ!
いやでもおっちゃんと言えばエロビデオってイメージがあんだから・・・
それで?オマエさんもご相伴に預かってたと?
いや違ぇし!俺当時小学生とかだぜ?ジャンプで電影少女(ビデオガール)を読んでるとバレたらイジメられかねない年頃だったんだぜ?
そもそも興味がねぇし、そりゃ多少エロ本のチラ見くらいはしたけどその行為の意味すら分かってなかったよ。
なるほどな。でも子供が出入りすんのに堂々とエロビデオ散乱してるって・・・て言うか妹もいるだろ?
それな!こう言うとこロクデナシ感あったよな。
・おっちゃんと「ゲーム」
あと何と言ってもゲームだ!おっちゃんもゲームハードを所有していて、当時ファミコンとディスクシステムが一体化した「ツインファミコン」と言うのを持っていた!
- 価格: 31400 円
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すげぇな!今ならお宝なんじゃね?
いやさすがにもう残ってないと思うよ?つってもおっちゃん自体がゲームやってるのあんまり見たことなかったかな。飽きっぽかったのか・・・
だからソフトもほとんど増えなくて「ゴルフ」とか「麻雀」とか「テトリス」みたいなのを繰り返し繰り返し遊んでたよ。
ゴルフも麻雀もルールも分からないのに遊んでたな。
そうそう。麻雀とかおっちゃんにルールを聞くんだけど説明が絶望的にヘタでな。インターネットも無い当時だから辛うじて理解した「チートイツ」と「トイトイ」と言う役だけを武器にな!
駆け引きもクソもないね!よく遊んでたなそんな麻雀・・・
いやまぁ他になかったし。でもたまに何となくでタンヤオとかホンイツ辺りが完成してて、そんなんでもはしゃいでたんだよ。
・おっちゃんと「王冠」
あと、思い出すのが「王冠」だな・・・
王冠?ってあの王様とかが被る?
じゃなくて、「瓶ビール」のフタのことだよ。アレ王冠って呼び名があるんだよ。
あ~そっち!確かにあったね。もはや瓶ビール自体がすげぇレアって言うか稀に外国のヤツとかで見かけるくらいだけどね。
今の子は「栓抜き」とか分かんないんじゃない?昔はこう言う器具の隙間にフタの端をひっかけて、テコの原理で開けたんだよね。
かもな。つまり今でいうペットボトルのフタみたいなもんで、要するにゴミなんだが・・・当時俺には色んな収集癖があって、これもその1つだったんだよ。
うわ~要らねぇ。集めてどうすんだよこんなモン。
まぁそうなんだけどさ。でも妙にデザインが多彩でなんか集めるの楽しかったんだ、でも当然、当時未成年だからビールなんか飲めないからさ、飲める大人に頼んでな。
ヘンなモン集めてんなぁ~って思われてたろうね。
で、おっちゃんは律儀にそれを覚えてくれてて、俺があっちに居ない時も残してくれてたんだ。そう言うトコあったんだよ。俺自身はもうとっくに集めてなくて忘れてたってのに。
オイ!ヒデェな!!!
・おっちゃんと「野球」
俺が長期休みであちらに行くことはあっても、あまりおっちゃんの方からこっちに来る・・・と言うことは無かった。
まぁそりゃ仕事があったろうし、兵庫と三重はそこまで近くないもんな。
まぁね。それもあるし、先に述べた通りあんまり親父と仲が良くなかったんだよ。親父の方が嫌っててな。だからあまり来たがらなかったのかもしれない。
それでも、思い出せる限り一度だけ、おっちゃんがこっちに来たと言うことがあった。
ほうほう。
そんで当時俺は一応少年野球のチームに所属していて、まぁ人数も足りない試合も組めないような自治会のただの野球好きの爺さんのボランティアみたいなチームだったけど。
ププッ!オマエさんが野球!ポジションはライトだろ?ライパチってやつだ!
※ライパチ…昔の野球用語で「ライトで8番打者」の略。少年野球や草野球のレベルだとライトは打球が飛びにくく、8番は9番に入ることが多い投手を除き最も順番の回ってこない打順…つまり一番ヘタクソが守るところ…みたいな侮蔑を込めた意味の言葉。
るせぇ!・・・正解だよ!つっても8番まで回るほど人数足りなかったんだが。そんでまぁ、たまたまそのおっちゃんが来たタイミングで少年野球の日で、おっちゃんが練習を見に来たことがあった。
そしたら、なんせそんな人数も足りてないようなチームだろ?監督の爺さんがおっちゃんにバッティングピッチャーを頼んでな。
へぇ。それでおっちゃんは?
基本ヘコヘコしたタイプの人でな、頼まれたら断れんって感じで投げてたよ。
今思うとぎこちないフォームだったなぁ・・・。なんだろう?「かつぎ投げ」とでも言うのか、砲丸投げみたいなさ?それでいて途中までサブマリン投法みたいなんだ。
サブマリン・・・アンダースローってやつか。それで?
まぁ、おっちゃん運動神経も良くなかったろうね。でも、一応大人でそんな実戦経験もロクにないようなチームだったし、それなりに「バッティングピッチャー」してたよ。
おっちゃんも満更でもなさそうで、その様子が俺も何となく嬉しく思ってな。今でも記憶に残ってるんだよ。
それは微笑ましい思い出だな。
・おっちゃんと「花火」
そして思い出すのが「花火」だ・・・
花火ね!そりゃ夏休み人の居ない田舎に行って何が楽しみって花火やるのが一番だったよな!
そう。そりゃもうアホほど買ってもらったね。軽く数万は超えてたよ。
花火で!?そんだけ買い込んでよく怒られなかったもんだ。
いや母に怒られてたよ?おっちゃんがな。
おっちゃんがかい!
でも、先述して来たけど基本甘い人でな。怒られた記憶がほぼない。これ買ってこれ買ってって言われたらしゃあないなって感じでな・・・。ホント遠慮がなくて今思うと恥ずかしいね。
良い叔父さんじゃないか。いや甘すぎるのか?
・・・当時は花火もコンビニとかじゃなくて専用の商店みたいなとこに売ってて、そのお店の端から端まで妹とかごに突っ込んでな。
後ろ髪を長くしていて、それをいじくるクセがあってな・・・どこか所在なさげに。でもその様子をニコニコと、見守ってくれていたおっちゃんの顔は、まだ思い出せるんだよ。
どんな花火買って遊んでたかなんて、もう忘れちまったってのに。
なるほど、花火よりも、花火と一緒にあったおっちゃんの思い出、ってワケだね?
・結び
そんなトコか・・・な。おっちゃんは、人間的な出来はあまり良くなかったかもしれない。だんだんと疎遠になって行った理由も、金銭に関することとかもあったと聞く。
あぁ・・・金の切れ目が何とやら・・・だね。
母や縁者は、おっちゃんを毛虫の如く嫌ってる。それは俺も子供で知らない部分があったんだろうと思う。
それでも、俺の記憶にあるのは、何となく冴えなくて、たまに話せば何言ってんのか分からなくて、いつもニコニコ優しいおっちゃんの記憶だけだ。それだけ覚えておきたいんだよ。
まぁ、思い出は人それぞれさ。
・・・最後に、最近、タヌキのタヌキと言うキャラクターを設定した。
そう言えば今回アイキャッチだね?出番でもないのに。
このキャラは別におっちゃんをモデルにしたワケじゃないんだけど・・・独身だったおっちゃんと違って妻子もいる設定だし。
何なら原型は大分昔に作っていたもんな。
でも、この描き直した絵の目の感じとか、改めて見るとおっちゃんに似てるんだよね。もちろんデフォルメなキャラだから、おっちゃんは目が緑色ではないしよだれも垂らしてなかったが。
一人称も「おっちゃん」だしな。
へぇ~。無意識に似せてたってこと?もしかして、虫の知らせってヤツ?
・・・かもな、って思ったんだよ。こんなタヌキの姿を借りて、俺にお別れを言いに来たのかな?と。
おいおい・・・そんなしんみりしたキャラじゃねぇぞコイツ!!!
・・・今回はここら辺で。
お読みいただきありがとうございました。
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