よく来たな。CJとホオズキ、ビワでお届けするずぇ!
※この記事はアニメ「ドラゴンクエスト・ダイの大冒険(2020年版)」のネタバレを含みます。また管理人は原作読者なので、極力そちらのバレは控えますがその視点になっていることを予めご了承ください。
ダイの大冒険アニメ第98話!ゴメちゃんの正体は神々が人間に与えた奇跡のアイテム「神の涙」だった。ゴメちゃんがもたらす最期の軌跡によって、世界中の人の心がいま、1つになる!
・「ニセ者」達の「真」の戦い!
ゴメちゃんの力で世界の窮地を知ったニセ勇者「でろりん」とその一味!偶然にも皆の行けない柱の1つ、オーザムの柱の近くにいた彼らは柱へと向かう!
戦いから逃げて逃げて結果こんな僻地まで逃げて来た彼らが物語のキーになるなんて面白いよな!
ある意味、どんな選択肢も決して間違いじゃないって言うメッセージ性を感じるよね。
基本的には困難から逃げるなんて大間違いなんだけど、結果とにかく生き延びることが誰かの助けにもなり得る!
しかし、柱にはそこを守る魔物が居た!明らかにでろりん達より格上そうなジャミラスだ!
これ、原作でもジャミラスなんや!何気にダイの大冒険と言う物語のリアルの時間経過を感じる魔物のセレクトやね!
ジャミラスはドラクエ6(1995年)から登場だからな。作品開始時はまだファミコン時代の4(1990年)が発売したばかりと言う感じで、だから最初のニセ勇者との戦いでキングスライムが登場するんだけど。
アニメだとはしょられてるけど、オーザムの柱は他と違って凍結を防ぐために炎の吐ける番人が居たと言う設定だな。しかしでろりん達にとっては格上で彼らも尻込みするばかりで戦意喪失・・・。
この辺はやっぱ所詮はニセ勇者って感じだな。
しかし、ゴメちゃんの呼びかけでこの柱に向かっていた者がでろりん達の他にもいた!マトリフ師匠である!駆け付けるや否やマトリフ師匠はメドローアを放つ!ジャミラスは一瞬で消えた!
すげ~!やっぱここ一番のマトリフ師匠はホントかっけぇよな!
しかし、病状の彼にの極寒地とメドローアの負担は大きかったらしく、そのままうずくまってしまう師匠!すると彼はニセ勇者一味の一人、魔法使いのまぞっほに声をかける。
「お前がやれ」と・・・2人は実は兄弟弟子で、マトリフにとっての師匠の元をまぞっほが逃げ出して以来の再会だった!
つまり、かつてポップがまぞっほから受けた名台詞「勇者とは勇気ある者~(以下略)」ってのもそのマトリフにとっての師匠の受け売りなのか。
ここら辺のマトリフ師匠の前日譚はスピンオフ「勇者アバンと獄炎の魔王」で語られてるのやで!若かりし日のまぞっほも登場するのや!要チェックやで!
マトリフの檄に、そして仲間・・・ニセ勇者達の鼓舞に怖じ気づいていたまぞっほも黒の核晶に向き直る!でろりん達も手伝い、氷系魔法を黒の核晶へ!!!
コイツら精神面はともかく能力は普通に優秀だよな。ドラクエ3の設定に基づくキャラなら、勇者も僧侶もヒャドなんて使えないはずだろ?
そこら辺はコイツらがニセ勇者やからやで!多分中途半端に色んな職業をかじってるんやで。でもだからこそこの土壇場でその付け焼刃が生きたのや!
そして世界が光り輝く!今こそ爆発の時か!?その閃光に世界が満ちたのか!?
・黄金色の光!
爆発は・・・起きなかった!!!
やった!ニセ勇者達がやったんや!!!
ここは本当に熱いよね!作中で本当に小悪党でどうしようもなかったニセ勇者達が本当にここ一番で値千金の働きを見せた!
特に魔法使いのまぞっほは序盤のクロコダインとの戦いで、まだ意気地なしだったポップを鼓舞した人物でもある。その本人にこの終盤で大きな見せ場がやって来たね!
そうや!これこそ「絆の力」なのや!一人一人の働きはちょっとしたものやけど、結果的に大きな力となっているのや!
まぞっほの活躍で目立たへんけど、他の柱に向かったノヴァ、アポロ、マリン、武術会組のフォブスターの働きも本当に大きいのやで!
まばゆい光はゴメちゃんによるものだった。空は黄金色に輝き世界を照らす。それはゴメちゃんとの別れ・・・その最期の光だった。ゴメちゃんとの思い出が皆の脳裏によぎる・・・
ダイは宣言する!俺達の勝利だと!”絆”の力がバーンの企みを阻止した!と・・・
まさにここまではその通りやね。ニセ勇者一味みたいなしょうもない連中でもダイ達と繋がってたから、この奇跡に繋がったんやもんね!
しばし呆然としていたバーン。彼は自分の負けだと言う。実際彼にとって人間の底力は想定を超えた物だった。なぜ人間はこうも無駄なあがきをするのか?彼の理解を超えていた。
その意味での「敗北宣言」である。しかし、無論降伏するバーンではない。彼の智略は破れても、実際はこれからダイ達を皆殺しにし、同じことをする。それゆえの「無益」だと言うのだった!
それはその通りなのか!?天地魔闘を破ったとは言えダイ達にはもう力が残っていない!
そ、そうや・・・これまでもアバン先生、ラーハルトやヒム、味方の犠牲と引き換えにやっと手繰り寄せた勝機やったのや!しかし、結局バーンを「仕留め切る」には至らなかった・・・
そう、バーンには半永久的な寿命もある!ダイ達のやったことは結局、一時の時間稼ぎに過ぎない!ここでバーンを仕留め切らない限り!
そんなことは許されない!・・・皆の、ゴメちゃんの犠牲でやっと繋いだ現在!そう思考するダイにある考えが閃く!ダイはポップ達に皆の「瞳」を集めるよう頼むと、「恐ろしいことが起きる」と告げる!
お・・・恐ろしいこと!?
ダイは言う・・・自分一人でバーンと戦う!と。ダイの考えとは「双竜紋」の力・・・その力を全開にする!と言うものだった。
これまでも全力で戦ってきたダイだったが、それは「ダイがダイでいられる」中での話。バランから受け継いだ紋章は無意識に力をセーブしていたのだ!
そ・・・それって、つまり!?
そう、「竜魔人化」である!かつてバランが見せた竜の騎士の最終形態!ひたすら敵を倒すまで殺りくをやめない戦闘マシーン!
どんな姿になるかも分からない、元に戻れるかも分からない・・・ゆえにダイもこの力の行使に躊躇を見せるが、それでも皆のために、皆が殺されるよりはいい!と、それがダイの決断だった!
ダイ~~~ッ!やっぱりダイは本当の勇者やでッ!!!
そんなダイをポップは抱きしめる。レオナも涙を見せる。どんな姿になっても、例え化け物になってもダイは俺達のダイだ!と!!!
・竜の血、人の心!
覚悟は決まった!ダイがどんな姿になろうともダイはダイだ!しかし、ダイの戦いを見届ける決意をしたポップとレオナの足元が突如開き、落とし穴となる。落下する2人!
もちろんバーンの仕業である!
ってここでまさかの落とし穴か~~~い!!!
この期に及んでなんて古典的な罠を・・・
ダイにそんな秘められた力があるのなら見せてみろと言うバーンの挑発だった。2人の存在がその妨げとなるなら取り除いてやろうと・・・
しかし、これは結果的にダイを決定的に怒らせる!双竜紋の力を解き放つダイ!そして2つの紋章はダイの額で1つになる!圧倒的な竜闘気でバーンを圧倒するダイ!
結果慌てふためくバーンが少し滑稽な気もするよね・・・
まぁバーンって根底にはどこか決定的な油断みたいなのってあるよな。アレだけバランの事を警戒してたくせに今は逆に煽ってんねんやもん。
カラミティエンドですかさず襲い掛かるバーンだが、これを片手で止めるダイ!
カラミティエンドはバーンの渾身の闘気を手刀に込める技!そのぶつかり合いであっさり止めるってことは・・・
少なくともダイの力はバーンと互角!いやそれ以上や!
更にダイは返す刀でバーンの角を斬り飛ばす!圧倒的なダイの実力にただ戦慄するバーン!更にダイは拳の連続攻撃でバーンを圧倒する!
その瞳には涙を流しながら!かつてのバーンの発言を受け、これが!こんなものが正義か!と
ダイ!ダイはまだ人の心を無くしてないのや!!!
竜魔人の野獣性を纏いながらも・・・そこはやはり人間の血をも受け継いでいるダイ、ってことか!?
今のダイはもはやダイではない!ダイに欠けていたもの・・・バランの殺気を感じとるバーン!バーンとて負けるワケには行かない!
勇者と大魔王!最後の激突が始まった!以下次回だずぇ!
・キャスト全般感想
今回は特に新しいキャストはなしだずぇ!
※発表済みキャスト
ダイ…種﨑敦美さん
ポップ…豊永利行さん
マァム…小松未可子さん
レオナ姫…早見沙織さん
アバン…櫻井孝宏さん
ヒュンケル…梶裕貴さん
ハドラー…関智一さん
クロコダイン…前野智昭さん
バラン…速水奨さん
ラーハルト…石田彰さん
ヒム…三木眞一郎さん
チウ…堀江瞬さん
ブロキーナ…水島裕さん
・今回の呪文、必殺技、アイテム
この項目はその話に出て来た呪文、必殺技、アイテムをアレコレ語るコーナーだずぇ。
極大消滅呪文!ダイ大世界においてメラとヒャド系の最上位に位置する呪文で、その両方をスパークさせて最強の破壊の力を生み出す!
ポップの切り札として既にお馴染みだが今回は本家本元のマトリフ師匠がジャミラスに対して発動!
かっけぇ~ッ!ポップのメドローアもカッコイイけどここのメドローアが一番カッコいいかもしれへん!
まぁ、メタ的な話をするとメドローアって「当たったら勝ち」と言う呪文だから・・・話の流れ的に決まったら終わっちゃうからポップのやつは何やかんや弾かれたり外したりはね返されたりとか多いもんな。
しかし、今のマトリフにとってその負担は大きく、呪文を放った後は氷系呪文も撃てない程に衰弱してしまった。
師匠の魔法力を考えたらメドローア一発でMPが尽きるとは思えないけど、肉体的な負担が大きいんだろうな。
そうや!ハドラーとベギラゴンを撃ち合った時も呪文の威力は互角、むしろ師匠が押してたけどその呪文のパワーに師匠の肉体が耐えられなかった!
元々老体で禁呪法まがいの呪文を若い頃から連発してたからな。禁呪法はポップがフィンガーフレアボムズを撃った時もやけど、術者の身体をむしばむのや!
カラミティエンド
バーンの最大奥義「天地魔闘の構え」の一角を占める最強の物理技。渾身の闘気を込めた手刀で斬れぬものはない!
とは言え今回竜魔人モードのダイにあっさり片手で止められたな。少なくとも同程度以上の強度をダイの手刀も持っていると言うことや!
しかもバーンの以前の自身の説明によれば、ただの闘気を込めた手刀と違い「渾身の」力を込めた一振りのみがカラミティエンドなんだと言う・・・
しかしダイはあっさりとこれを止めたように見えるので、バーンの渾身の力<竜魔人ダイの軽めの一撃と言う図式になるね。
なんちゅう・・・今のダイは一体どれだけ凄い力なのや・・・。
双竜紋
元々、ダイが生まれつき持っていた竜の紋章とバランの紋章。それは両拳で輝いていたが今回、ダイの額で一体となった!
その紋章が生み出すパワーはこれまでの比ではない!!!
竜の紋章自体も端が伸びた感じのまさに竜魔人バランの時のような形態となって、今のダイは竜魔人ダイと言ってええやろ!
元々双竜紋の力だけでも桁違いだったが、バランの紋章はダイが無意識にその力をセーブしていた。ダイの身体への反動を恐れてのことと、ダイ自身も自分が自分でなくなる恐怖から!
でも、竜魔人ダイはバーンが恐れる程の竜魔人の殺気をみなぎらせつつ、ダイとしての自我をしっかりと保っている風やった!
そこはやっぱりお母さんの血なんかな?
・好きなセリフ
アニメだとカットが多いため、原作準拠で書いてますずぇ。アニメのセリフとは一部異なるけどよろしくだずぇ!
そいつはどうかな?…時間がねえんだ…!
おめえが消えな…!!!
(マトリフ)
オーザムの柱に救援に現れたマトリフ師匠のセリフだ!
緑の部分はアニオリやね。原作やとジャミラスが焼け死ぬのと爆発で死ぬのどっちがいい?って聞いてきて「どっちも嫌だ~」って言うでろりんのセリフを受けて「いいこと言うぜ」ってセリフやった。
いずれにせよカッコいいよね!この後間髪入れずメドローアをぶっ放す!!!
爆発はどうしたアァァッ!!!!
(バーン)
爆発の時間のはずの直後のバーンのセリフだ。
シンプルなセリフだけどバーンの悔しさが凝縮されてるね!
結構人気のあるセリフでたまにネットでネタにされてるのを見かけるで!
”力が正義”………!!常にそう言っていたな……バーン!!
これがッ!!!これがッ!!!これが正義かっ!!?
より強い力でぶちのめされればおまえは満足なのかッ!!?こんなものがっ…!!!
こんなものが正義であってたまるかっ!!!!
(ダイ)
竜魔人化したダイがバーンを力で圧倒しつつも、涙を流しながら放つセリフだ!
管理人的に!このセリフはダイの大冒険で一番好きなセリフやねんて!「閃光のように」とかが人気あるけどやァ・・・
確かに名セリフだよね!力が正義と言うバーンをその力で打ちのめしながら、涙を流しながら言い放つダイが本当に印象的だ!
どっかの戦争やってる某国のボスのアイツに聞かせたいで!ボコ殴りにしながらな!確かに世の中、力が正義っちゅうか、強いもんが物を言うって言う現実はあると思う!
でも、でもや!結局力で相手を打ちのめしても、そこに残るのは恨みとか屈辱とか、とにかく負の感情のみや!やがてそれらは牙となって絶対に返って来るのやで!!!
・結び
以上!このブログの大魔王と言っても過言ではない俺っち様と、ゆかいなしもべ共がお届けするダイ大感想でした~!
ダイ~~~!負けるなダイ~~~ッ!!!
大丈夫さ!バランが!おふくろさんがついてる!!!
・・・今回はここら辺で。
お読みいただきありがとうございました。
※過去のダイの大冒険記事
ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~2020アニメ第97話「神の涙」感想
ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~2020アニメ第96話「閃光のように」感想
ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~2020アニメ第95話「最大最後の逆転」感想
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