よく来たな。CJとホオズキ、ビワでお届けするずぇ!
※この記事はアニメ「ドラゴンクエスト・ダイの大冒険(2020年版)」のネタバレを含みます。また管理人は原作読者なので、極力そちらのバレは控えますがその視点になっていることを予めご了承ください。
ダイの大冒険アニメ第99話!ダイは双竜紋の力を全開にし、竜魔人ダイへと変貌する!その人智を超えた力に圧倒されるバーンは!?そしてダイ達と引き離されたポップ達は!?
・脱出の策!
激闘が続くダイとバーンの死闘だが、場面はバーンによって地中不覚に落とされたポップ達、そして気を失っていたが目覚めたラーハルトの視点から始まる。
薄暗い大魔宮の地下深くに、ポップ達は居た。ラーハルトも含めてバーンの「瞳」によって宝玉とされた皆も元に戻っていた。
ど、どう言うことや!?どこに落とされた!?
どうやら大魔宮の心臓部のようだな。
心臓部やて!?それは前にダイがドルオーラで吹っ飛ばしたんと違うんかい!?
アレは魔力炉だ。バーンの魔力を受けそれを大魔宮の各部に伝えるいわば脳ミソのような役割だな。だからミナカトールの影響を受けた時機能が一時麻痺して結界が消えたりもした。
これは大魔宮全体を支えるまさに心臓部、支柱のような部分のようだな。
材質も魔力炉と同じような成分のようだね。生物と物質の混合とでも言うか・・・皆が元に戻っているのはバーンがダイとの激闘で重傷を負い、心臓部の魔力を維持できなくなったためのようだ。
更にザムザのバイオプリズンのように魔法力を吸収する性質があり、閃華裂光拳、メドローアさえもこの心臓部には通用しなかった!
め、メドローアまで!?ホンマ何でも消せるっちゅう割に例外が多いねん!
マァムの閃華裂光拳だって対生物には必殺のハズだろ?この心臓部はバイオプリズンと同じく生物に近い材質のはずなのに。
でもやはりこの心臓部の魔法を打ち消す性質の方が強いのか、その魔法の持つ効果ごと打ち消してしまうようだな。
その後も皆の技を試すが、やはりポップのメドローアの威力には到底及ばない。このままでは心臓部ごと地上に落下してその衝撃で全滅してしまう!
しかし、ポップは冷静に状況を観察していた。確かに魔法力は一切打ち消してしまうようだが、皆の闘気の技ならば傷をつけることが出来る。すぐに再生してしまうが・・・
つまり再生よりも早く一瞬だけ外壁まで届く威力の技ならば、あるいは・・・
でもそんな技都合よく・・・ヒムの闘気拳も効いてへんみたいやし・・・
そこでポップが閃く!グランドクルスだ!ヒムの闘気拳やアバンの空裂斬では有効範囲が狭く、外壁まで吹っ飛ばす力はないが、グランドクルスならば凄まじい威力で一直線に技を放つことが出来る!
な、なるほど!
〇→×
みたいな技はダメだけど・・・
〇→→→→→×
みたいななら穴を開けられる可能性があるのか!
それっておっさんの獣王会心撃・・・
いやおっさんの技では威力が足りねぇから!
ク、クロコダイーーーン!!!
しかし、問題は使い手だった。技の使い手であるヒュンケルは全身重傷。とても今のヒュンケルではグランドクルスの反動に耐えられないだろう。
そもそもがヒムやマキシマムとの闘いで闘気技を限界まで使用してるもんな。
その前にも加減はしてたけど魔宮の雑魚敵やキルバーンの罠に対してもグランドクルス2発使ってるし。多少休んでたとは言え撃てるかどうかがまず怪しいモンだ。
そこでポップの考えたのはアバンの存在だった!そう、グランドクルスの本家本元はアバンなのである!
そうや!ヒュンケルが初めてこの技を使った時もアバン先生が実際に使ってみせた回想があったっけ!
ポップの提案を受け、快諾するアバンはグランドクルスを放とうとするが・・・そこに待ったをかけたのは他でもないヒュンケル本人だった。
アバンではグランドクルスをあの威力で使用出来ない。いや使用すると生き残れない・・・それがヒュンケルの結論だった。
ど、どう言うことや!?
グランドクルスは本来、剣が使えない時の隠し技。奥の手と言える技だった。うっかりすると自爆技になってしまう。それを実用性の技へと磨き上げたのは、ヒュンケル独自の感覚によるもの。
最大限に闘気を放ちかつ、自らギリギリ生き残る!闘いの中で彼がつかみ取った奇跡の技だった!
な、なるほどな。野球で言えば握りを教えたのはコーチでも、それを必殺の決め球に出来たのは選手自身みたいなもんか!
しかしそれでもこの土壇場で敢えて不可能に挑戦する意気込みのアバン。しかしどうせ命をかける必要があるなら自分がと譲らないヒュンケルで言い争いとなる。
・永久欠番「12」
そんな中、その騒ぎをよそに静かに闘気を高める男が居た。ヒムである!
ひ、ヒムちゃん!
ヒーたん!!!
以前ヒュンケルとの闘いの時、不発に終わったが技を使おうとしたのをヒムはよく覚えていた。そして闘気が使える今なら見様見真似だが・・・ヒムがその役割を買って出たのである!
何だかんだでコイツもやはり超人だ。一度見ただけで、しかも不発の技を真似るなんて!驚きのセンス!
しかし、やはりヒュンケルと同じようにはいかない。ヒムの身体には亀裂が入り、崩れ出す!ヒュンケルも止めるが構わず技を放つヒム!
彼もまた、皆に惹かれていた!命をかけてでも皆を救いたいと!
ヒム!オマエももう仲間やで!!!
そして放たれるヒム版・グランドクルス!その威力はまさに本家版と遜色はなく、心臓部の壁に十字の亀裂を走らせる!すぐさまポップとアバンのルーラで脱出する皆!!!
脱出の人数が多かったためか、具体的な目的地ではなく大魔宮近隣であろう森の中に投げ出される皆。とりあえず脱出は無事成功したのだ!しかし閃光の中に消えたヒム。
ヒムゥウウゥウウゥ!!!
チウは涙を流して敬礼し、獣王遊撃隊12番を永久欠番とすると宣言する!・・・が、ヒムは生きていた。ちゃっかりポップが助け出していたのである。
なんや生きてんのんかいッ!ホンマどいつもこいつも死ぬ死ぬ詐欺しやがって!
ま、まぁみんながタフな作品だから。
そこにフローラやメルルら、居残りの皆が駆け付ける。再会をしばし喜び、安堵する一同。なおフローラ様は死んだと思っていたアバンの姿に気絶してしまう・・・
アバン先生ってばなんも言わんと駆け付けたんか・・・
そりゃそんな余裕はなかったろ。
しかし、ロン・ベルクが皆の中にダイが居ないことを気が付き指摘する。ポップはダイがまだ闘っているであろう魔宮を見据える。
結局、ダイの闘いを最後まで見守ることは叶わなかった。そのことを悔やむも、すべては仕方のないこと、自分達は良く戦ったとヒュンケルはポップを激励する。後はただダイの無事を祈るしかなかった。
・「鬼眼王」バーン
一方、魔宮ではバーンとダイの激突が続いていた!しかしやはり勝利のために全てを捨てたダイの「竜魔人」の力は圧倒的で、ダイは優位に戦いを進めていた。
天地魔闘の構えを破った時斬り飛ばされた腕が元に戻ってないのも大きいけどね。ダイの剣もまだ心臓に刺さったままだ。
みんなで与えたダメージがバーンをここまで追いつめたのや!
いや、例え腕が戻ったとしても自分はダイに勝てないだろう・・・そう悟ったバーン。それほど今のダイの力はバーンを凌駕していた。
そしてバーンはある決断をする。かつて皆を「瞳」に変えたあの額の目に指を突っ込みえぐり出したのだ。
うわ!グロい!?
い・・・一体何を!!?
その波動を魔界から感じ取った冥竜王ヴェルザーも恐れおののく・・・「鬼眼(きがん)」の力を開放するのかと。それほどの相手か!?と。
き・・・キガン!?
それはかつてドラムーンという小さなモンスターを、双竜紋に目覚める前と言えダイを脅かすほどの魔物、ゴロアへと進化させたあの力だった!
その力をバーンは自らの肉体に施したのである!まるで巨大な岩山のような魔獣へと変身を遂げるバーン!!!
うぉおおおぉお!テンション上がるで!ドラクエのラスボスと言えば変身や!!!
ドラクエ4で登場した「進化の秘法」ってヤツに似ているな。要はこちらも桁違いのパワーアップだ!
「鬼眼王」・・・そう、かつてダイによって一刀両断された魔王軍の本拠地「鬼岩城」は、この姿のバーンをイメージしたものだった。
バーンが自分に鬼眼の力を施せばこんな姿になるであろうと。彼の果たせぬ夢を叶えるための玩具・・・それが鬼岩城だ。
は、果たせぬ?
そう・・・鬼眼の力は一方通行だ。魔力の源であるバーン自身が自分にそれを施せば元には戻れないだろう。
しかし、敗北よりは!ダイに勝つ!それだけが今のバーンの望み!!!
な、なんと言う勝利への執念!?さすがは大魔王ってところか!?
そしてその戦闘力ももはや規格外・・・いや異次元のような闘いであった。巨体でありながら俊敏で、圧倒的なパワーと質量でダイを押し返していく!やがて2人は宇宙空間まで飛ぶ!
なんか得体の知れないビームみたいなの放ってるし!もはや何でもアリやで!
そして、ダイが構えた技は・・・ドルオーラ!再びその砲身をバーンに向けて放つ!閃光と大爆発がバーンを包むが・・・その決着は!?
以下次回だずぇ!
・キャスト全般感想
今回は特に新しいキャストはなしだずぇ!
※発表済みキャスト
ダイ…種﨑敦美さん
ポップ…豊永利行さん
マァム…小松未可子さん
レオナ姫…早見沙織さん
アバン…櫻井孝宏さん
ヒュンケル…梶裕貴さん
ハドラー…関智一さん
クロコダイン…前野智昭さん
バラン…速水奨さん
ラーハルト…石田彰さん
ヒム…三木眞一郎さん
チウ…堀江瞬さん
ブロキーナ…水島裕さん
・今回の呪文、必殺技、アイテム
この項目はその話に出て来た呪文、必殺技、アイテムをアレコレ語るコーナーだずぇ。
もはやお馴染み。メラとヒャドを合成して作る最強の破壊の力!極大消滅呪文だ!
でも、大魔宮の心臓部の壁はザムザのバイオプリズンのように魔法力を無効化してしまう性質があるらしい・・・この呪文もまったく通用しなかった。
「呪文返し」にこれまで何度も破れて来たメドローアやけど・・・「呪文消し」にも通用せんのやね・・・ドラクエ本編で言う「マホステ」みたいな性質があるのか。
結構穴のある呪文やなぁ・・・。
それだけ闘いの次元が高レベルってことだろう。
ドルオーラ
ダイが放った竜の騎士最強の攻撃呪文。とは言え実質的には竜闘気を魔法力で極端まで圧縮して放つ闘気技に近い。
あらゆる呪文を弾く性質があるはずの光魔の杖も、この技の2連発には耐えられなかった。
とは言え、今のダイは「竜魔人」モードや。ドルオーラの威力も桁違いなんと違う!?
本来は竜魔人にならないと放てない呪文だからな。
それをダイは双竜紋の力で反動をカバーしていた。その必要がないハズだからより威力の向上に竜闘気を回せると推測できるね。
閃華裂光拳
マァムの切り札の必殺技だ!対生物には圧倒的な威力があり、細胞そのものを破壊してしまう!
でもこれも大魔宮の心臓部には通用せんかったのやで・・・
それはこの技の原理が過剰回復呪文「マホイミ」と同じだからだ。弱い回復呪文を命中の瞬間に一気に込めることでマホイミと同等の威力まで高める。
しかし細胞を破壊する性質そのものはあくまでも呪文だ。
その部分が打ち消されてしまうから、心臓部に対してはマァム自身のパンチ力以上の威力にならないんだね。
グランドクルス
今回大活躍の技。闘気を十字の形に集約し、一気に放出する技だ。その破壊力は圧倒的!
かつてラーハルトを倒したのもこの技だったね。
しかし、この技のコントロールは至難の技であり、本来はアバンが武器を失った時の隠し技としてヒュンケルに伝授したものだが、その際は威力を最小限に抑えるのが本来のコツだ。
下手をすれば無尽蔵に闘気を放出してしまうため、そのまま自爆技になってしまう。
かつてハドラーにこの技を使った時、メガンテの光とよく似てるって言われてたもんな。
それを威力は最大限に、しかし自身も生き残るギリギリの匙加減の技にまで進化させたのは、闘気技の達人であるヒュンケルであればこそ。
しかし今回、ヒムもこの技に挑戦した!そして寸分たがわぬ威力を発揮した!
ヒムも闘気に目覚めて間もないのに、やはりセンスが桁違いなんだな。
とは言えやはり技の反動は大きかったようで、両腕が砕け身体もあちこちヒビだらけになるほどだった。
それでどうもないヒュンケルがどないなってんねん!?
ヒュンケルが技を撃つ時も槍だったり、アバンのしるしだったりしたけど十字の何かに一度闘気を集約させるからな。
ヒムは自分の腕を十字に見立てたから反動があった。本来はそう言う技なんだろうけど、咄嗟のことで適当な十字が無かったせいだろう。
「鬼眼」の力
今回バーンが使った「最後の切り札」。かつてドラムーンのゴロアに使った力と同様のものであり、凄まじいパワーアップをもたらす!
まさに進化の秘法!禁断の力や!!!
しかし、魔力の源である彼自身が使えば、二度と元の姿には戻れないようだ。つまり例の「凍れる時間の秘法」による寿命伸ばしももうできない。
バーンもまた命をかけた!それほどの相手にダイはなったということ!
・好きなセリフ
ここにいる奴ら全員…オレは好きだぜ 絆を守るためなら生命をも捨てるバカばっかり…!
オレの戦友たちとそっくりだっ!!!
もう…誰一人悲しい顔にゃあさせたくねぇんだよッ!!!
(ヒム)
命をかけてグランドクルスを使おうとするヒム。その本音が漏れたセリフだ。
ヒムちゃんがデレた!
デレたとか言うな!命はってんのに!
見そこなうなって…!!
てめえが不死身ならっ…!!!…不死身ならっ!!!
オレもまた不死身だぁ――――っ!!!!!
(ヒム)
グランドクルスを使う瞬間のヒムのセリフだ!
まぁ実際コイツいっぺん死んだハズやったもんね。「プロモーション」とかで蘇ったけど・・・
いやアレはハドラーの魂が宿った的な話だったろ!
…ヒムちゃん…キミは…立派だった…!本物の戦士だったぞ…!!
キミの活躍は永久に忘れないっ…!!
…本日をもって獣王遊撃隊12番を永久欠番とする…!!!
(チウ)
無事脱出した後、ヒムは技の反動で死んでしまったと先走って勘違いするチウのセリフだ。
このシリアスな場面だと言うのにチウ、オマエってヤツは・・・
でもチウらしい!そんでヒムも鼻水タレるキャラやし、ちょっとコミカルなところも魅力やで!
・結び
以上!このブログの大魔王と言っても過言ではない俺っち様と、ゆかいなしもべ共がお届けするダイ大感想でした~!
いよいよ長かったこのダイの大冒険もクライマックスや!!!
ついに決着だね!
・・・今回はここら辺で。
お読みいただきありがとうございました。
※過去のダイの大冒険記事
ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~2020アニメ第98話「ダイの決断」感想
ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~2020アニメ第97話「神の涙」感想
ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~2020アニメ第96話「閃光のように」感想
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